事業紹介Business

新分野

Frontier

多彩な施工ノウハウと顧客との信頼関係をベースに新規事業に積極的に挑戦しています

日本建設工業は、火力事業や原子力事業、そして電気・機械事業を顧客とのパートナーシップを築きながら長年にわたり展開してきました。それにより、様々な分野でプラント建設や機械設備工事の実績を積み重ね、多彩な施工ノウハウを蓄積してきました。当社は、そうした技術力と顧客との信頼関係をベースに、社会的ニーズの変化や技術の進歩に対応した新しいプラント、機械設備などの建設工事を積極的に手がけています。そして、その中から数多くの需要が生まれ、新規事業として成長していくものも多数あります。

コンバインドサイクル発電をはじめ、社会のニーズにお応えすることで新たな事業を育てていきます

日本建設工業がいま、新規事業として特に注力しているのがコンバインドサイクル発電プラントです。この発電プラントは、従来のプラントに比べ高い効率で発電できる特長を持っています。そのため、自家発電プラントの建設需要が高まる中、このコンバインドサイクル発電プラントを導入するケースが増えています。また、近年はコンバインドサイクル発電の高性能化が進み、事業用の発電プラントにも導入されるようになりました。当社は、これまでの火力発電プラントの豊富な実績を活かし、この需要にしっかりお応えすることが使命であると考えています。また、自家発電プラントの建設では、事業用に比べ小規模であることからプラント一式の受注も増えています。こうした実績の積み重ねが、工事会社としての技術力だけでなくプロジェクト管理能力を高め、単なる工事会社を超えた当社の新たな可能性を拓いています。そのほかにも、新エネルギーとして注目されるメガソーラーや道路施設のETC、研究開発分野の風洞施設など、新規事業の可能性は無限に広がっています。

日本建設工業の事業フィールド

現場レポート04

火力発電の高効率化が進む中、
コンバインドサイクル発電プラントの
建設工事が急増しています

燃料から電力をつくり出す火力発電プラントでは、燃料費とCO2排出量の削減が常に大きなテーマとなります。そのため、より効率良く発電することが求められます。その最も有効な方法として相次いで導入されているのが「コンバインドサイクル発電」です。これは、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式で、まず燃料を燃やしてガスを発生させ、その圧力でガスタービンを回して発電します。次に、その排ガスの余熱を使って水を沸騰させ、蒸気タービンで発電します。このように、1回の燃焼によって2回の発電を行うことで高い発電効率を実現します。東日本大震災以降、日本の電力は火力発電が中心になっていること、また、企業が電力の安定供給を図るために自家発電プラントを求めていることを背景に、コンバインドサイクル発電プラントの建設需要が急増しています。

オール日建でプラント建設を任される
プロジェクトも増えています

関西電力の姫路第二発電所は天然ガスの火力発電所で、既存設備を廃止しながらコンバインドサイクル発電を導入していく更新工事を行いました。当社は、このタービン設備の建設工事を担当しました。3年半に及ぶ大型建設工事で、ピーク時は300人を超す作業員により工事を遂行しました。

また、化学プラントや製鉄工場などでのコンバインドサイクル発電による自家発電プラントの建設工事も全国各地で進行中です。自家発電プラントの場合、プラント一式の建設を任されることも多く、火力グループと電気・機械グループのエンジニアたちがタッグを組み、オール日建で取り組むプロジェクトも増えています。

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